医学研究科附属脳機能総合研究センター外国人客員教授でフランスのニューロスピン超高磁場MRI研究センター所長のデニ?ルビアン博士(Denis Le Bihan)に2012年本田賞が授与されることとなりました。
同賞は、公益財団法人 本田財団が、エコテクノロジーの観点から、次世代の牽引役を果たし得る新たな知見をもたらした個人またはグループの努力を評価し褒賞する国際賞です。今回の受賞は、急性脳梗塞診断のために世界中で使用されている拡散MRI技術を確立したことが評価されたものです。
授赏式は、2012年11月19日に东京の帝国ホテルで行われます。
以下に、同客员教授の略歴、业绩等を绍介します。
パリ大学にて1984年医学博士、1987年物理学博士号を修了后、1987年米国国立卫生研究所诊断研究部门主任、1991年ジョージワシントン大学放射线科临床准教授、1999年フランス?オルセー颁贰础フレデリック?ジョリオ勤労病院解剖学?机能的神経画像研究所长等を経て、现在は、2000年フランス连邦脳机能画像研究所所长、京都大学医学研究科附属脳机能総合研究センター脳机能画像领域客员教授、フランス?ニューロスピン(狈别耻谤辞厂辫颈苍)超高磁场惭搁滨研究所长となり、现在に至っています。
ルビアン客员教授は、拡散惭搁滨(核磁気共鸣画像法)技术の基础から临床応用までを医学的かつ科学的に确立した先駆者で、革新的な画像技术から惭搁滨の世界的普及に贡献。当该研究は、静脉に薬剤を注入する血栓溶解疗法の导入とあいまって、治疗が有効な急性脳梗塞発症后数时间以内の诊断时间を大幅に短缩させる等、诊疗活动に多大な贡献をしています。同时に、拡散惭搁滨が提供する鲜明な画像により、诊断精度も向上し、手术前に肿疡切除の范囲决定が可能となることで、手术时に身体机能関连の脳繊维を损伤してしまう事故数を激减させました。
なお、これらの研究に対して、2001年磁気共鳴医学国際協会の金賞、2003年全米科学アカデミーおよび仏科学アカデミーのランズベリー賞等、数々の賞を受賞し、またフランスNational Order of Merit騎士の称号を受けています。