中辻憲夫 物質-細胞統合システム拠点(iCeMS)拠点長とフィリップ?メッサースミス 米ノースウェスタン大学教授は、イリノイ州エヴァンストンの同大学で、英科学誌「Biomaterials Science」の第1回編集長会議を開きました。同誌は、英国王立化学会(RSC)がiCeMSと今年1月に合同で発表したもので、論文の掲載は8月から電子版で開始する予定です。RSCからはリズ?デイヴィーズ 同誌編集局長が参加し、議長を務めました。
会議では、同誌の方向性や対象分野、編集委員候補などについて議論されました。編集委員会は現在、共同編集長の中辻拠点長とメッサースミス教授に加え、副編集長のJJチェン 米イリノイ大学アーバナ?シャンペーン校准教授、マティアス?ルトルフ スイス連邦工科大学ローザンヌ校教授、杉山弘 iCeMS主任研究者の5名で構成され、さらに5名ほどが加わる予定です。
同誌を発刊する意義について、デイヴィーズ編集局長は「Biomaterials Scienceがカバーするのは、近年特に注目されている領域。既存ジャーナルとは少し異なる特色を持たせることで、この分野の論文投稿先として新たな選択肢になると思う。その意味でも、このジャーナルはバイオマテリアル研究の基礎的な部分や、物質?材料のメゾ科学に重点を置くことになる」としています。
メッサースミス教授もこれに同意した上で、「バイオマテリアル分野の既存ジャーナルにカバーされていない领域が、着しい成长を见せている。そうした领域の科学者にとっては、研究内容と方向性が一致する数少ないジャーナルとして贵重な存在となるのでは」としています。
同日、会議とは別に、中辻拠点長による特別講演「物質と細胞の融合研究:多能性幹細胞科学?技術への展開」が、ノースウェスタン大学バイオメディカル工学部(BME)セミナーとして開催されました。学部の内外から参加があり、ホラシオ?エスピノーザ 同機械工学部理論?応用力学プログラムディレクター等の研究者や学生で満席となりました。
同誌の第1回编集委员会は、2012年6月に中国?成都で开催する予定です。2013年3月には、搁厂颁の出版する全科学誌の编集委员が集まるベルギー?ブリュッセルでの会合と、同誌の発刊记念を兼ねた颈颁别惭厂国际シンポジウムを计画しています。
![]() 左から、メッサースミス教授、デイヴィーズ编集局长、中辻拠点长 | ![]() Biomaterials Scienceの編集方針などについて議論するメッサースミス教授、デイヴィーズ編集局長、中辻拠点長 |
![]() ノースウェスタン大学叠惭贰セミナーで讲演する中辻拠点长 | ![]() メッサースミス教授が所属するノースウェスタン大学Chemistry of Life Processes Institute (CLP) の中庭 |
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