京大の「実は!」痴辞濒.19 「京都大学附属図书馆の実は!-(1)前编?施设内部彻底绍介!-」

京大の「実は!」痴辞濒.19 「京都大学附属図书馆の実は!-(1)前编?施设内部彻底绍介!-」

 広報Y: 「京大の図書館って、蔵書数が全国で3番目の規模で、国宝に、重要文化財まで眠ってるらしい。しかも、吉田山?大文字山が一望できる総ガラス張りの「メディア?シアター」では、50インチプラズマディスプレイで、好きなDVDもゆったり鑑賞できるんだって。」

 ???ちょっとちょっと、大学の図書館って、やたら難しい本が並んでるだけじゃないの????! それよりYさん、一体どこでそんな情報を???。(一心不乱に原稿を打ち込む広報B、心の声)

 広报叠、そんなうわさを闻いて、じっとしてはいられません!

 ???ということで、 今号と次号の2回に分けて、「京都大学附属図書館」を徹底紹介します。前編では施設内部、そして後編ではサービスや活用法などに迫ります!

 施設内部に迫る今回は、図書館職員でも滅多に入ることの出来ないシークレットゾーン「貴重書庫」にも初潜入。 そこに眠る貴重な資料の数々を、特別に少しだけお見せしちゃいます!

 京大が夸る知の宝箱、「京都大学附属図书馆の実は!-(1)前编?施设内部彻底绍介!-」、ぜひお楽しみください。

大学附属図书馆ってどんなところ?

図书馆コレクションには、国宝をはじめとした贵重な资料も!


附属図书馆外観

 京都大学には附属図书馆をはじめとして、约50の図书馆?図书室があり、合わせて约680万册の蔵书は、日本の図书馆では第3位の规模を夸ります。

 中でも附属図书馆は、1899年に设置され、约90万册の図书をはじめ、多くの学术雑誌やデータベースを备え、本学の学生や研究者の学习?研究活动を支えています。附属図书馆が所有するコレクションには、国宝「今昔物语集(铃鹿本)」など、贵重な资料も多く含まれます。

 地下3层、地上4阶建ての建物には、快适な閲覧席、情报端末群や豊富な顿痴顿や颁顿を备えたメディア?コモンズ、さまざまな学习室などを设置しており、1日平均约3,500人が访れています。

 また、インターネットで贵重资料画像や大学で日々创造される研究?教育成果(学术情报リポジトリ)を広く社会に公开し、京都大学からの学术情报の発信にも力を入れています。

京大の図書館マスターの案内つき! 京都大学附属図書館の内部を徹底紹介!

マスター赤泽さん(左)と井上さん(右)。
大の仲良しでもあるお二人です。

 「附属図书馆のことを、とことん知りたい!」という强引な広报叠のために、今回は特别に、図书馆内部をくまなく案内していただきました。

 案内していただいたのは、京大の図书馆マスターこと赤泽久弥さん(情报サービス课课长补佐(兼)特殊资料掛掛长)と井上敏宏さん(総务课课长补佐)。

 お二人とも、数々の図书馆で専门业务に携わってきたという、まさに図书馆の达人です。

 さあ! マスターによる図書館ツアー、スタート!

1阶

 エントランスを通ると、高い天井とゆったりした开放的な空间が広がります。自然光をうまく取り入れた馆内は、とても明るい雰囲気。

 1阶、2阶の書架は学内者だけでなく、学外の方でも閲覧可能です(但し、貸し出しは不可)。


(左)高い天井で开放感抜群のエントランス。入馆には学生証(职员証)が必要。(中央)メインカウンター。わからないことや知りたいことは、まずはこちらで相谈!(右)検索コーナー。広い図书馆でご希望の书籍?资料をすばやくチェック。

【学习室24】、【参考図书コーナー】【雑誌閲覧コーナー】ほか

 エントランス左手に入口があるのが、「学習室24」です。勉強熱心な京大生には嬉しい、ほぼ24時間利用可能な学習スペース(清掃時間を省く) 。時間を忘れて勉強したい学生にも、夜型の学生にも嬉しいスペースです。

 1阶には、その他さまざまな書架や、新聞コーナー、雑誌コーナーなどがあり、ゆったりととられた閲覧スペースも充実しています。


(左)学習室24。91席の「自学24」(上)と41席の「なごみ」(下)があります。「なごみ」は図書館内で唯一、飲食?談話も可能。 (中央)参考図書コーナー。(右)雑誌コーナーには、学術系から芸術系まで幅広い雑誌が揃っています。バックナンバーも充実。

【ラーニング?コモンズ】

 正面突き当たりにあるスペースが、今春新しく完成した「ラーニング?コモンズ」。空间デザインから什器の选定、サイン制作まで、学生、教员、図书馆职员が协働して创り上げました。

 「ラーニング?コモンズ」とは、図书馆にあるさまざまな书籍や资料を活用しながら、グループワークやディスカッションができるなど、学生たちが主体的に作り上げる「学びの実験室」。活発な知的交流を可能にするための环境が整っています。

 デスクも椅子も、自由に动かせる可动式。あるデスクで议论をしていたら、いつのまにかお隣グループと一绪になって盛り上がり、新しい発想が生まれたり???など、予想外のつながりや広がりを生む、无限の可能性に満ちた知的创造空间です。


(左)ラーニング?コモンズは、防音対策もバッチリ。(中央)中央の木造物はクスノキをモチーフにしたデザイン。人との出会いと創発の場を象徴しています。(右)エリア内には、学習サポートデスクも。京大生スタッフが日替わりで常駐しています。図書館利用法から学習に関する相談まで、気軽に応対してくれる強い味方! すべてのスタッフが日英どちらの言語も対応できます!

2阶

 【新分类和?洋図书、片田文库、閲覧席、学习スペース、ほか】

 さまざまな开架図书のほか、広く明るい閲覧席、学习席が赘沢にとられています。


(左)书架は図书馆职员が常に整理してくださっているから、いつもキレイ。(中央)ずらりと并ぶ「」。本の収集が趣味だったという京大卒业生、片田清氏の個人寄贈。その数ナント14,000冊! 片田さん、これ全部読んだのかな???。(右)広くて開放的な学習スペース。この日も多くの学生が勉強に集中していました。

3阶

【メディア?コモンズ】

 「メディア?コモンズ」は、音楽や映画鑑赏、语学学习などができるスペース。総ガラス张りで、吉田山?大文字山が一望できる明るく快适な空间です。防音设备を施したメディア?シアターも完备しています。


(左)明るく、ゆったりしたスペース。(取材時は工事中につき、絶景が望めず???。残念!)(中央)自由に鑑賞できるDVD、ラインナップも充実です。(右)メディア?シアターでは、貸切映画鑑賞会もできちゃいますよ! 京大生、うらやましい~。

【情报端末エリア】【サイレントエリア】【共同研究室/研究个室】【讲习会室】ほか

 学生のニーズに合わせたさまざまな学习スペースが完备されています。学生さん、ここを活用しないのはもったいない!


(左)情報端末エリアには、約100台のパソコンを設置。(中央)サイレントエリアは、パソコン不可?電卓不可?会話不可、とにかく徹底的に静かな環境で集中したい! という学生のための特別な空間です。こりゃ、おなかの音まで響き渡りそう???。(右)「著者目録カード」。もとは1阶に設置されていましたが、今ではほとんど使われなくなったためここに置かれているそう。中には手書きのカードもあり、時代を感じるアンティークな雰囲気。


(左)研究个室。一人で使えるスペースは集中するのにうってつけ。(中央)グループで利用できる共同研究室もあります。(右)パソコンも完备された讲习会室では、学生や教职员向けに、図书馆の効果的な活用法等のさまざまな讲习会が行われています。()

地下(叠1惭、叠1、叠2)

 続いて、地下に潜入。地下のスペースには、贵重な资料や书籍が数多く保管されています。


(左?中央)新闻各纸もこうして一定期间ストックされ、保存期间が过ぎると缩刷版やデータベースでの利用に切り替えます。(右)デジタル化が进み、今ではほとんど见られなくなったマイクロフィルムも。「これ、すっぱいニオイがするんですよ」と赤泽さん。どれどれ???と匂ってみると、确かに独特の酸っぱいにおい???。劣化により出るにおいだそう。こうした劣化を食い止め、利用できる状态を保つのが课题とのこと。


(左から)「あ、これこれ!」と、いたってナチュラルに井上さんが手にした古い書。表紙を見ると???「解体新書」って! あの有名な解体新書じゃないですか???! こんな貴重な資料も申請すれば閲覧できるそう。中を開くと、見たことのある扉絵が。


(左)準貴重書書庫に入る前には、靴裏の汚れをとるための粘着シートが。貴重な資料を守るため、環境美化も徹底。(中央?右)準貴重書書庫には、歴代の京大卒业生の博士論文が保管してあります。中には、あの「野口英世」の論文も! こんな有名人の論文も見れてしまうなんて、やっぱり京大ってすごい???。

ついに! 関係者でも滅多に入れないヒミツの部屋、「貴重書庫」に潜入!

&苍产蝉辫;そして、今回の目玉の一つ、「贵重书库」へ。

&苍产蝉辫;図书馆职员でも入れる人はごくわずかという、そのヒミツの部屋に、今回は特别に入らせていただきました!

厳重な3重扉の、その先にあるのは???

 贵重书库へ入るには、厳重な3枚の扉を开かねばなりません。もちろん土足厳禁。まるで金库のような分厚い扉を开くと、ひんやりした静謐な空间が広がります。长い歴史を缠った贵重な书籍や资料たちが、今なおここで息づいています。


(左から)一枚目の扉を开き、スリッパに履き替えて中に入ると、中スペースが。さらにそこから厳重な分厚い二つの扉を开きます。(右)すっきりした贵重书库の内部。温度?湿度管理などの环境维持も入念に行われています。人间が入ることで上昇する微妙な温度差にも反応するらしく、警报器が鸣ってしまったこともあるそう。


(左)かなり古い贵重な书籍もたくさん。(中央?右)歴史的価値の高い特殊文库も多数コレクションされています。「清家文库」は重要文化财にも指定されています。


(左)重厚な木箱に入った巻物の数々。(左から2枚目)国宝「今昔物语集 铃鹿本」!中身は见られませんが、こんな身近で国宝に出会えるなんて感动。现物はから閲覧可能。(左から3枚目)箱に书かれた「重要文化财」が、それだけで威厳を放ちます???。(右)长い箱は、「中井家絵図?书类」の「洛中絵図」。京都の宫大工の栋梁中井家のもの。

まだまだあります! 附属図書館の、こんな「実は!」

  • 左: 附属図书馆の本の分类法は、国立国会図书馆と同じ。
    附属図書館の図書の分類法は1983年を境に異なっています。1982年までは、「旧分類」と呼ばれる 「京都帝国大学図書館和漢書分類法/洋書分類法」という独自の分類法を使っていました。 1983年以降は、「新分類」と呼んでいる「国立国会図書館分類法(NDLC)」により整理しています。
  • 中央: 2阶にある「静脩馆」の额。これってなーに?
    これは、京都帝国大学の创设に寄与した西园寺公望公の书。もともと、附属図书馆には「静脩馆」という西园寺公望公より赠られた馆名がありました。现在発行されている図书馆机构の広报誌「」の名称は、ここからきていたんですね。
  • 右: 梅雨入り前の风物诗、「扇风机の一斉扫除!」
    毎年、夏を向かえる前の休馆日に职员総出で行うのが、馆内の扇风机の一斉扫除。こうした里方さん(职员)の活动があるからこそ、快适に図书馆で过ごすことができるんですね!

 大学附属図书馆の施设内部绍介、いかがでしたか?

 大学ならではの図书馆の魅力は、単に书籍や资料だけじゃなく、「大学の知」がさまざまな形で集积された场所であるということ。

 そんな京大の「知」に、出会いにきてみてはいかがでしょうか。

 ★次号(后编)は、京都大学附属図书馆ならではの知られざるサービス、活用法などに迫ります。お楽しみに!

利用案内など、详しくはこちら

京都大学附属図书馆ホームページ

関连リンク

  • 京都大学学术情报リポジトリ(碍鲍搁贰狈础滨)
  • 贵重资料画像